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自分を後回しにしてしまう習慣の改善法|ウェルビーイングのすすめ

自分を後回しにしてしまうことが習慣になっていませんか?他人の期待や要望を優先して、自分の感情やニーズを無視してしまうこと、きっと多くの方が経験していることでしょう。とくに、愛着障害を潜在的に持っている方にとって、これは無意識に続いてしまう行動かもしれません。

誰かを優先することは、一見、優しさや思いやりに感じられるかもしれませんが、自分の気持ちに蓋をし続けることが心や体にどれほど大きな負担をかけているか、気づかないうちに深刻な影響を与えている可能性があります。

「自分さえ我慢すればいい」「感情を抑えていれば周りがうまくいく」といった思いは、最終的には自分自身の心を傷つけてしまう原因となりかねません。

このブログでは、そんな「自分を後回しにする」ことの危険性について、ウェルビーイングという視点から考えてみたいと思います。ウェルビーイングは、心と体のバランスを取り戻し、自分自身を大切にする生き方の提案です。

今回のテーマは、ただ「自分を大切にしよう」と言うだけではなく、感情に蓋をしている状態がどのように人生全体に影響を与えるのか、そしてウェルビーイングという新しい考え方がどのように役立つかを優しく、わかりやすくお伝えしていきます。

まずは「自分を後回しにしてしまう」ことがどのように心身に影響を及ぼすのか、一緒に考えていきましょう。

目次

「自分を後回しにしてしまう」ことの危険性

「自分さえ我慢すれば、みんながうまくいく」。そんな思いで、つい自分のニーズを後回しにしてしまうことはありませんか?他者を優先すること自体は悪いことではありませんが、それが習慣化し、自分の気持ちや欲求を無視するようになると、心や体に少しずつ負担が積み重なっていきます。

たとえば、自己犠牲によって得られる一時的な安心感や周囲からの称賛は、長期的には大きなストレスとなり、あなたのメンタルヘルスに悪影響を及ぼすことがあります。感情を抑圧し続けることで、知らず知らずのうちに不安やイライラを抱え込み、最終的には疲弊してしまうのです。

こうした状態が続くと、日常生活の質が低下し、次のような影響が現れることが少なくありません

・慢性的な疲労感
感情を抑え続けると、心が休まらない状態が続きます。やる気が出ない、常にだるいと感じることが増えます
・他人に振り回される 
自分の意見や欲求を抑えることで、他人の意見に左右されやすくなり、ますます自分を後回しにしてしまうサイクルに陥ります
・自己肯定感の低下
自分のニーズを優先できないことで、「自分には価値がない」「自分を大切にする価値がない」という感情が強まることも

また、感情を押し込めていると、自分が何を感じているのかすら分からなくなってしまうことがあります。これが続くと、心身のバランスを崩し、場合によっては心の不調として現れることも少なくありません。

自己犠牲がもたらす悪循環

このように、自己犠牲が積み重なることで、心と体が限界を迎える危険性があります。大切なのは、自分の感情やニーズに気づき、それを適切に表現することです。無理に蓋をしてしまうことで、いつかそのストレスは爆発してしまうかもしれません。

私たちは誰でも、他者を思いやる気持ちを持ちますが、それ以上に大切なのは、自分自身を思いやることです。自分を大切にすることが、周りとのより良い関係にもつながりますし、結果的にはウェルビーイングな生き方へと近づくのです。

愛着障害と「自分を後回しにする」習慣の深い関係

あなたが「自分を後回しにしてしまう」背景には、実は愛着障害が関係しているかもしれません。愛着障害を持つ人は、幼少期から他者との関係性に問題を抱えてきたケースが多く、自己価値を他人の評価に依存する傾向があります。これが、大人になってからも無意識に自分を後回しにする原因となるのです。


他者の評価に敏感すぎる

愛着障害を抱える人は、他者からの評価を非常に気にする傾向があります。常に「相手の期待に応えなくては」「嫌われたくない」と感じるあまり、自分のニーズや感情を抑え、他人を優先してしまうことが多くなります。この結果、気づかないうちに自分の欲求を抑え込み、自分を犠牲にする習慣が染みついてしまうのです。

たとえば、次のようなことに心当たりはありませんか?

・誰かに頼まれると、無理をしてでも引き受けてしまう
・自分の意見を言うのが怖く、他人の意見に従ってしまう
・「自分さえ我慢すれば」と感じ、他人を優先することに安心感を覚える

これらはすべて、他者に認められたいという強い欲求から来ていることが多いのです。


感情を抑え込み、自己肯定感が低下

もう一つの要因は、感情を抑圧してしまうことです。愛着障害を持つ人は、幼少期に自分の感情が認められなかった経験を持つことが多く、その影響で、大人になってからも自分の感情を無視したり、表現できない状態に陥ることがあります。こうした習慣が続くと、自己肯定感が徐々に低下し、結果として「自分には価値がない」と感じるようになり、さらに自分を後回しにするサイクルに陥ってしまうのです。

他人の期待に応えようとするあまり、自分の感情を押し殺してしまう。これが、愛着障害の一つの特徴であり、それが自己肯定感の低さに繋がっています。


無自覚で進む危険な習慣

怖いのは、これらが無自覚のうちに進行することです。自分が「後回し」にしていることに気づかず、心の負担が積み重なり続けます。この状態を放置しておくと、メンタルヘルスに悪影響が出るだけでなく、人間関係や仕事の質も低下してしまう可能性があります。

このような状況に陥る背景には、幼少期に経験した不安定な愛着関係が影響していることが多いのです。つまり、愛着障害を抱えることで、自分の感情や欲求を抑え、他人の期待に振り回されるというパターンが無意識に作り上げられているのです。




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自分を後回しにする習慣を解消する鍵はウェルビーイング

自分を後回しにしてしまう原因は、無意識のうちに他人の期待や評価を優先し、自分のニーズを押さえ込む習慣にあります。この習慣を解消するためには、「ウェルビーイング」という考え方が重要な鍵となります。

「ウェルビーイング」という言葉は、近年日本でも注目されつつありますが、まだ具体的にどんな生き方を指すのか、ピンと来ない方も多いかもしれません。

ウェルビーイングとは、単に身体的な健康だけでなく、心の豊かさや社会的なつながり、さらには自分自身との健全な関係を含めた、総合的な幸福感を指します。自分を後回しにする習慣から抜け出すためには、自分の気持ちや体の声に耳を傾け、自分をしっかりといたわり、尊重することが求められます。

ウェルビーイングの概念を取り入れることで、「自分を大切にしても良い」と心から感じられるようになり、自己犠牲をやめ、自分自身のニーズを受け入れることができるのです。このような生き方を始めると、少しずつ自分に対する肯定感が高まり、他者に振り回されることなく、心の安定を築くことができるでしょう。

ウェルビーイングで「自分を大切にする生き方」の始め方

では、どうやってウェルビーイングを生活に取り入れたらいいでしょうか?

ここではその基本となる考え方などをご紹介します。ぜひこれからのあなたの日常に取り入れてみてくださいね。


ウェルビーイングは「感情の解放」から始まる

感情を抑え込むことは、心に負担を蓄積させる一因です。愛着障害を背景に持つ人は特に、幼少期に感情を抑え込んできた経験があるため、自分の感情に気づかないまま過ごしていることが多いでしょう。しかし、ウェルビーイングな生き方では、感情の解放が重要なステップとなります

例えば、以下のような小さな習慣から始めることができます。

・自分の感情を言葉にして表現する
・日々の中で「何を感じているのか」に意識を向ける
・感情を無理に否定せずに受け入れる

感情の解放が進むことで、心の負担が軽くなり、自己理解が深まっていきます。自分の感情に向き合うことで、今まで後回しにしてきた「自分のニーズ(要求や願い)」にも気づけるようになり、自分を大切にするという行動へと自然につながっていくのです。


自己犠牲をやめることがウェルビーイングの鍵

ウェルビーイングな生き方では、自己犠牲の習慣から抜け出すことが大きな課題です。他人を優先しすぎることで、自分のエネルギーが枯渇し、メンタルヘルスにも悪影響を及ぼします。長期的に見れば、自分を犠牲にし続けることは、周囲の人との関係にも悪影響を与えることがわかっています。

ここで大切なのは、「自分を優先すること」はわがままではなく、健全な選択だという認識と理解です。自分を大切にすることで、周囲との健全な関係も築けるようになります。ウェルビーイングの実現には、まず自己犠牲を手放す勇気が必要なのです。

たとえば、こうした選択ができます。

・他人の期待に応えすぎないことを意識する
・時には「NO」と言う勇気を持つ
・自分の限界を知り、適切な休息を取る

これらの選択を積極的に取り入れることで、自分のエネルギーを保ちながら他者との関わりを深めていくことができます。自己犠牲を減らし、バランスの取れた生き方を意識することが、真のウェルビーイングを実現する鍵となるのです。


ウェルビーイングな生き方で得られるもの

ウェルビーイングを意識した生き方を始めると、次のような変化が生まれます。

・心の安定と自分自身への信頼が高まる
・他者との関係がより健全で対等なものになる
・ストレスの軽減とともに、メンタルヘルスが向上する
・日常生活がより豊かで充実したものに変わる

最も重要なことは、自分を大切にすることが、心と体の健康に直結しているという点です。感情を抑圧することをやめ、自分のニーズを尊重することで、真のウェルビーイングに近づくことができます。こうした変化は、自分自身の幸福だけでなく、周囲の人々との良好な人間関係を築くためにも重要です。


いかがでしたでしょうか?

ウェルビーイングな生き方は、誰にでも始められる小さな一歩からスタートします。感情を解放し、自己犠牲を手放すことを意識するだけで、心と体に大きな変化をもたらします。これが、愛着障害を抱える方にとって、自分を大切にする第一歩となるのです。

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自分を後回しにしない生き方が与えるポジティブな影響

自分を後回しにせずに大切にすることは、ただ単に自己満足にとどまらず、心身にさまざまなポジティブな変化をもたらします。これは、愛着障害を抱える人にとって、特に大きな変革のきっかけとなるかもしれません。ここでは、自分を大切にすることで得られる具体的な心と体の変化、そして他者との関係性の向上について掘り下げていきます。


心の安定と自己肯定感の向上

自分を大切にすることは、まず心の安定をもたらします。日常生活の中で、自分の感情やニーズを抑え込むことが少なくなることで、ストレスの蓄積が減り、心に余裕が生まれます。また、自己犠牲をやめることで、自己評価が次第に前向きになり、自己肯定感も高まっていきます。

例えば、これまで「他人のために」と自分を後回しにしていた決断や行動を少しずつ変えることで、自分自身の選択に自信を持つようになります。これは、内面的な安定に直結し、感情の揺れや不安定さを軽減させる効果が期待できます。


心身の健康が向上する

心を大切にすることは、体にも直接的な影響を及ぼします。自己犠牲を続けることで過度なストレスが蓄積し、身体にさまざまな不調を引き起こすことが知られています。例えば、慢性的な疲労感や睡眠の質の低下、免疫力の低下などが典型的な症状です。しかし、自分を大切にすることで、ストレスが減少し、健康状態が改善されることが期待できます。

具体的な変化としては、次のようなものがあります。

・心が安定すると、ぐっすりと休めるようになります(睡眠の質の向上)
・エネルギーの消耗が少なくなり、体が軽く感じられるようになるでしょう
・ストレスが少ない状態では、体の防御機能も強化され、免疫力の向上につながります


他者との関係性が向上する

自分を大切にし始めると、不思議なことに他者との関係性にもポジティブな変化が現れます。なぜなら、自分を大切にすることで、他者と健全で対等な関係を築けるようになるからです。これまで、他人に尽くしすぎることで自分を犠牲にしていた場合、不満や怒りが心の奥に蓄積してしまいがちでした。しかし、そのサイクルを断ち切ることで、人間関係のバランスが改善されます。

自己犠牲をやめ、自分を優先することは、一見すると「わがまま」と捉えられがちですが、実際には周囲との関係をより健全に保つための重要なステップです。具体的には、以下のような変化が期待できます。

・他者に対して優しさと共感を持てるようになる
自分のニーズを満たすことで、心に余裕ができ、相手にもポジティブな感情を向けやすくなります。
・境界を引くことができる
無理に他人に合わせることが減り、適切な距離感を持つことができます。これにより、他者との関係もより健全で持続的なものに変わります。



周囲にポジティブな影響を与えるウェルビーイングの力

さらに、自分を大切にする生き方は、あなた自身だけでなく、周囲の人々にも良い影響をもたらします。特に、家族や友人、同僚との関係において、あなたが自分を大切にする姿を見ることで、彼らも自分を大切にする大切さに気づくかもしれません。これは、いわばウェルビーイングの「連鎖的な効果」です。

たとえば、次のような例が考えられます。

 ・あなたが自分を優先し、バランスの取れた生き方を実践することで、家族や友人もその姿勢に触発され、自分の心身の健康をより重視するようになります。

 ・職場でのコミュニケーションでも、ストレスのない心で接することで、他者とのやり取りがスムーズになり、職場環境にも良い影響を与えることができます。


自分を大切にすることは、他者を大切にすることにつながる

そして最終的に、自分を大切にする生き方を始めることで、あなたは周囲の人々にもポジティブな影響を与える存在になれるのです。自分を犠牲にして他人に尽くすことが「良いこと」とされる場面もありますが、実際には、まずは自分自身を満たすことで周囲の人を本当の意味で大切にできるようになるのです。

ウェルビーイングを実践することで、あなたの心も体も、そして周囲の人々との関係も豊かに変わっていきます。自分を大切にすることは、あなたの人生全体にポジティブな変化をもたらし、幸福感を高めるための鍵なのです。

自分を後回しにしないウェルビーイングを日常に取り入れるワンポイント

ここまでお読みいただき、いかがでしょうか?
自分を大切にし、ウェルビーイングを意識することが、心の豊かさや他者との関係性にどれほど重要かをご理解いただけたでしょうか?

これまで、自分を後回しにすることの危険性や、愛着障害と自分を大切にできない習慣の関係性、そしてウェルビーイングの実践がもたらすポジティブな影響について書いてきました。最後に、日常生活で少しずつウェルビーイングを取り入れるためのシンプルなステップをお伝えします。

まず、難しく考えずに、「自分の気持ちを確認する」ことから始めてみましょう。忙しい毎日の中で、自分の感情や心の声に耳を傾ける時間を少しでも作ることが、ウェルビーイングへの第一歩となります。例えば、朝のコーヒータイムや夜寝る前に、「今日はどんな気持ちだった?」と自分に問いかけるだけでも良いのです。

このように、日々の小さな行動が、心の健康を支え、やがてウェルビーイングを実現する大きな力に繋がっていきます。焦らず、自分のペースで始めてみてください。

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ここまで、自分を後回しにしてしまうことの危険性やウェルビーイングを通じて自分を大切にする生き方についてお伝えしてきました。しかし、頭ではわかっていても、日々の忙しさや習慣の中で、なかなか自分を優先するのは難しいと感じることもあるでしょう。

「ウェルビーイング」の本質のひとつには「共に歩む」という考え方があります。悩みや不安を一人で抱え込まずに、カウンセラーに少しその重荷を預けることも、心の豊かさを育むための大切な一歩です。

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投稿者プロフィール

【愛着障害克服の専門家】田口れい
【愛着障害克服の専門家】田口れい
私自身も、かつて愛着障害で苦しんだ過去があります。
「満たされたい一心で無理をしてしまう」
「人の顔色を常に気にして、本当の自分を押し殺してしまう」
そんな日々を過ごす中で、いつの間にか自分のこころの声を簡単に無視できるようになっていました。
その結果、パニック障害からうつ病となり、3年間引きこもり生活を余儀なくされました。
「同じような悩みを持っている方に、私のように時間を費やしてほしくない」そんな想いで取り組んでおります。

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