【愛着障害】恋愛が続かない女性に多い5つの特徴
「また恋愛がうまくいかなかった…」
そう感じたとき、あなたは自分を責めていませんか?
付き合っても長続きしない。最初はうまくいっていたのに、気づけば気持ちが冷めていたり、不安に押しつぶされて距離を取ってしまったり…。
恋愛がうまく続かないと、「私って何かおかしいのかな」と感じてしまう方も少なくありません。
でも、恋愛が続かないのは、あなたの“性格が悪いから”でも、“努力が足りないから”でもありません。
そこには、自分でも気づいていない「心のクセ」や「愛されることへの怖さ」が隠れていることがあるのです。
本当は大切にされたいのに、愛されることが怖い――。
そんな矛盾する思いに、心が疲れていませんか?
このブログでは、恋愛が続かない女性に多い特徴と、その背景にある心理的なメカニズムをわかりやすく解説していきます。
また、「私ってダメだな…」と感じたときに、自分を少しずつ癒していくヒントや、心との向き合い方についてもご紹介します。
恋愛で悩むのは、あなたが「人とちゃんとつながりたい」と願っている証拠。
自分の心のクセに気づくことで、少しずつ“安心して恋愛を続けられる自分”に近づいていけます。
ここから一緒に、心の整理を始めてみませんか。
目次
- ○ 恋愛が続かない正体
- ○ 恋愛が続かない女性に多い5つの特徴
- ○ 恋愛に影響する愛着障害とは
- ○ 愛着障害で恋愛が続かない状態を放置すると
- ○ 恋愛に影響する愛着障害の克服方法
- ○ 離婚後恋愛が続かない・・|このようなご相談に私ならこう向き合います
- ○ 愛着障害による恋愛の悩みを持つ方からよくある質問
- ○ まとめ|幸せを感じる恋愛を続けるために
- ・専門家に相談してみませんか?
- ・お試しカウンセリングの申し込み方法
恋愛が続かない正体
「恋愛が続かない」とは、どんな状態のことを指すのでしょうか?
たとえば——
付き合っても数ヶ月で別れてしまうことが多い
相手の気持ちが重く感じて、急に冷めてしまう
好きな人ができると不安になり、自分から距離を取ってしまう
恋愛がうまくいきそうになると、怖くなって逃げたくなる
こうした状況に、心当たりはありませんか?
恋愛が続かない背景には、「親密になること」への不安や、「愛されること」への抵抗感が隠れていることがあります。
つまり、“恋愛が続かない”という現象の本質は、ただ「相性が悪かった」や「タイミングが合わなかった」だけではなく、「心の奥にある怖さ」が関係している可能性があるということです。
恋愛関係が深まっていく中で、自分でも気づかないうちに距離を取ってしまったり、感情にブレーキをかけてしまう人もいます。これは、過去の経験や心の中にある“不安”が無意識のうちに働いている可能性があります。
恋愛は、“幸せになるため”のものなのに、なぜか苦しくなってしまう。それは、あなたが「うまくいかない人」だからではなく、心の中にまだ解けていない不安があるからかもしれません。
恋愛が続かない女性に多い5つの特徴
「最初はうまくいくのに、なぜか長続きしない…」
そう感じているあなたには、もしかすると共通する“心のパターン”があるかもしれません。
ここでは、恋愛が続かない女性に見られる5つの特徴をご紹介します。
あてはまるものがあれば、「こういう傾向があるんだな」と知ることから始めてみましょう。
① 好かれると不安になってしまう
「好き」と言われると、嬉しいはずなのに、なぜか心がザワついて落ち着かなくなる。そんな経験はありませんか?
相手の気持ちを素直に受け取ることができず、「本当に?」「私なんかが?」と疑ってしまったり、戸惑ったりしてしまうのは、愛されることそのものに対して無意識の不安や恐れを抱いているからかもしれません。
その背景には、「自分には愛される価値がない」と感じてしまう気持ちや、過去に裏切られたり傷ついた経験が影響している場合もあります。
心のどこかで、幸せになることを自分に許せていない…。そんな感覚が、この不安の正体なのかもしれません。
② 距離が縮まると冷めてしまう
付き合い始めは楽しかったのに、相手との関係が深まりそうになると、急に気持ちが冷めてしまう…。 そんな経験が何度もある方は、実は“心のブレーキ”が働いているのかもしれません。
親密になることで、失望したり傷ついたりすることを恐れて、「最初から近づかない方が安全」と無意識に判断している可能性があります。
誰かと本当に近づくことが怖い、けれど一人は寂しい——そんな葛藤を心の中に抱えているのです。
③ 相手のちょっとした行動に過敏になる
LINEの返信が少し遅れただけで、「嫌われたのかも」「何か悪いこと言ったかな」と不安が押し寄せる。
そのたびに心がザワザワして、つい相手の顔色をうかがってしまう。
それはあなたが「安心して愛される」という感覚を、まだ十分に経験していないからかもしれません。
心の中に“突然見捨てられるかもしれない”という不安を抱えていると、相手の些細な言動にも過剰に反応してしまうのです。
④ 自分に自信が持てず、恋愛中ずっと不安
「私なんかが愛されるわけがない」「嫌われないようにしなきゃ」——そんな思いが常に頭から離れないと、恋愛そのものがとても疲れるものになってしまいます。
相手の愛情を受け取りたいのに、「どうせ私なんて…」と心がブレーキをかけてしまう。これは、自己価値を信じきれない気持ちが根底にあるからかもしれません。
本当は愛されたいのに、そのことを自分に許せていない。それが、恋愛の不安を長引かせていることもあります。
⑤ 相手の気持ちを試すような言動をしてしまう
「どうせ私のことなんて、本当は好きじゃないんでしょ?」そんなふうに、相手の愛情を何度も確かめたくなってしまう。
ときには、わざと素っ気ない態度をとって、相手の反応を見てしまうこともあるかもしれません。
それは、心のどこかに「信じたいけど、怖い」という気持ちがあるから。
試すような行動の裏には、見捨てられることへの強い恐れが隠れているのです。
恋愛に影響する愛着障害とは
恋愛がうまく続かないとき、「自分は恋愛に向いていないのかも」と感じる方も少なくありません。けれど、その背景には多くの場合、“愛されることへの怖さ”が隠れています。
実はこの「愛されることがこわい」という感覚は、頭では愛されたいと思っていても、心の奥では“愛されること=危険”と認識してしまっている状態です。愛されることで期待を背負わされるかもしれない、拒絶されたときのショックが大きいかもしれない——そんな無意識の不安が、恋愛の中でブレーキとなって働きます。
こうした状態の背景には、「愛着障害」と呼ばれる心の課題が隠れていることがあります。
愛着障害とは、子ども時代に親との間で安定したつながりや“無条件の安心感”を十分に感じられなかったことから、人との距離の取り方にゆがみが生じてしまう状態です。
愛着の土台が不安定な場合、親密な関係を築くことそのものが「怖い」「面倒くさい」「どうせうまくいかない」と感じられてしまうことも。すると、恋愛という“近づく関係性”において、次のような反応が起こりやすくなります。
愛されるとプレッシャーに感じてしまう
心を許す前に自分から距離を取ってしまう
相手の好意を信じられず、疑い続けてしまう
これらは「私がダメだから起きる」のではなく、過去の経験が心の安全装置としてそうさせているのです。
また、もうひとつの視点として「アダルトチルドレン(AC)」という概念もあります。
アダルトチルドレンとは、機能不全な家庭環境(過干渉、無関心、過度な期待など)で育ち、大人になってもその影響が人間関係に残る状態のことです。恋愛においては、「感情表現が苦手」「相手に頼れない」「一人で抱え込みがち」といった形で現れることがあります。
アダルトチルドレンについて詳しく知りたい方は、別の記事で解説していますので、そちらをご覧ください。
愛着障害で恋愛が続かない状態を放置すると
「恋愛が続かない」という悩みは、表面的には些細なすれ違いや性格の不一致のように見えるかもしれません。けれど、その背景にある“心のクセ”や“愛されることへの怖さ”を放置してしまうと、恋愛だけでなく、人生全体に影響を及ぼす可能性があります。
たとえば——
恋愛に対してますます自信を失い、「もう誰とも深く関わりたくない」と感じてしまう
パートナーとの距離がうまく取れず、せっかくの関係を自ら壊してしまう
孤独感や自己否定感が強まり、精神的に不安定な状態が続く
恋愛は、ただの人間関係ではありません。自分の価値や安心感を強く映し出す鏡でもあります。
「また同じことを繰り返してしまうかも…」そんな不安を感じているなら、今こそ自分の心に目を向けるタイミングかもしれません。
今のまま我慢し続けるのではなく、少しずつ“安心して人と関われる自分”に向けて、一歩踏み出していくことが大切です。
恋愛に影響する愛着障害の克服方法
“愛されることが怖い”という感覚は、誰かに言葉で説明するのが難しいものかもしれません。
けれど、その気持ちを「おかしい」と切り捨てるのではなく、「そこに理由があるのかもしれない」とやさしく見つめることから、変化は始まります。
ここでは、恋愛が続かないパターンを抜け出すためのヒントを、【考え方】と【行動】の2つの視点からご紹介します。
【考え方】「怖さ」に意味を与える
まず大切なのは、“愛されることが怖い”という感覚を「悪いもの」と決めつけず、その奥にある気持ちに目を向けてみることです。
「どうせ裏切られるかもしれない」「期待されるのが怖い」——その背景には、かつて大切にされたかったのにうまく伝わらなかった経験や、愛されることが“重荷”になっていた過去があるのかもしれません。
「愛されたいのに怖い」という矛盾は、あなたが一生懸命生きてきた証でもあるのです。
そのことに気づくだけでも、自分を否定しすぎずにいられるようになります。
【行動】小さな“信頼”の経験を積み重ねる
心のクセは、一気に変えることはできません。でも、「怖いけれど、やってみようかな」と思える小さな行動からはじまります。
たとえば
- ・相手に“自分の気持ち”を少しだけ伝えてみる(不安・嬉しさなど)
- ・「傷ついた」と感じたときに、黙って距離を取るのではなく、まずは気持ちを整理してから言葉にする
- ・安心できる人との関係の中で、自分の感情が守られる体験を積む
これらは一見ささいなことのようでいて、「人といても大丈夫」「私の感情は否定されない」という安心感を少しずつ育てる大切な一歩になります。
怖さがあるままでもいい。大事なのは、その気持ちと一緒に“関わる”練習を重ねていくことです。
離婚後恋愛が続かない・・|このようなご相談に私ならこう向き合います
ネットでこんなお悩みを目にしました。
「40代女性です。離婚して数年経ちましたが、恋愛がうまくいきません。付き合っても相手を信用できず、つい試すようなことを言ってしまって自己嫌悪になります。再婚したい気持ちはあるのに、いつも自分から壊してしまうんです」
この方のお悩みには、「恋愛が続かない人」の心の背景がよく表れているように感じました。
もしこの方が、私のカウンセリングに来られたとしたら、まずは“恋愛が続かない”こと自体を問題とは捉えず、「なぜそのような反応が起きるのか」を一緒に探っていくことから始めます。
「試してしまうのは、どんな気持ちがあふれたときですか?」
「相手を信用できないとき、自分の中でどんな声が聞こえていますか?」
こうした問いかけを通して、ご自身の中にある「傷つきたくない」「信じたいのに信じられない」気持ちに、少しずつ気づいていっていただきます。そしてその奥にある仮説を一緒に見つけていきます。他方から物事を考えていくうちに、この方が本当に望んでいる関係性や、自分自身の気持ちが少しずつ見えてきます。
カウンセリングでは、急いで変えようとはしません。まずは「怖くても、人とつながりたいと思っている自分」がいることを、ゆっくり認めていく時間を大切にします。
恋愛がうまくいかないのは、あなたのせいではなく、これまで必死に心を守ってきた証。
そのことに気づくだけでも、自分にやさしいまなざしを向けられるようになります。
この方が望んでいるのは、もしかしたら「ちゃんと人を信じて、安心できる関係を築けるようになること」ではないでしょうか。
その第一歩は、「自分の気持ちに素直になっても大丈夫」と思える経験を少しずつ積んでいくことです。
私が日々のカウンセリングで大切にしているのは、「その人の心の声を安心して話せる場」をつくることです。
心のクセや不安に気づき、丁寧に見つめ直していく過程には、痛みや揺れも伴います。
だからこそ、焦らず、急がず、その人のペースを尊重することがとても大切だと感じています。
愛着障害による恋愛の悩みを持つ方からよくある質問
恋愛が続かないことに悩んでいる方から、実際によくあるご質問と、それに対して私がどのようにお答えしているかをご紹介します。少しでも「私のことかも」と感じるものがあれば、ぜひ参考にしてみてくださいね。
Q1 付き合うと、急に相手に興味が持てなくなります。私って冷たいんでしょうか?
いいえ、冷たいわけではありませんよ。もしかすると、相手と距離が近くなることで「自分を見透かされそう」「このまま深まるのが怖い」と無意識に感じているのかもしれません。これは愛着のスタイルのひとつに見られる心の反応で、“自分を守ろうとするこころのクセ”が関係していることがあります。
Q2 恋愛が始まると、不安で頭がいっぱいになります。こんなに不安になるのって変ですか?
変ではありませんよ。不安になる背景には、「愛されることに慣れていない」「過去の傷がよみがえる」といった愛着の不安定さが関係している場合があります。恋愛は心の奥深くを刺激する関係性です。不安になりやすいのは、あなたの心が慎重で繊細だからこそなんです。
Q3 相手のちょっとした態度に敏感になりすぎて、疲れてしまいます。どうしたらいいですか?
「見捨てられるかもしれない」という不安が強いと、相手の反応に過敏になってしまうことがあります。大切なのは、相手の態度だけで自分の価値を測らないこと。まずは「自分の安心を自分の中に育てていく」視点を持つことが、少しずつ心のバランスを整える助けになります。
Q4 相手に好かれると、逆に重たく感じてしまいます。こんな自分に戸惑っています。
この感覚は、愛着スタイルの中でも「回避型」と呼ばれる傾向の方によく見られます。好意を向けられることで、「期待される」「応えなければ」と感じてしまい、距離を取りたくなるのです。そんなときは、自分のペースや心地よい距離感を丁寧に大切にしてあげることが第一歩になります。
Q5 ひとりで向き合っていけるか、正直ちょっと不安です。
そのお気持ち、とてもよくわかります。心のクセや愛着のテーマに向き合うことは、単なる思考整理ではなく、心の深い部分を見つめる作業になります。ひとりで取り組もうとすると不安になりますよね。ただ、その”不安”はもともと「一人で抱え込んで頑張ってきた」心の癖でもあります。だからこそ、そのパターンから抜け出すためには、時には「誰かと一緒に向き合ってみる」という経験が、新しい安心感につながることもあります。無理に決める必要はありません。ただ、もし「誰かのサポートが欲しい」と思える日が来たときには、あなたの友達や専門家に相談する選択を検討してみてください。
まとめ|幸せを感じる恋愛を続けるために
ここまでお読みいただき、ありがとうございます。いかがでしたか?
「恋愛が続かないのは、私に何か欠けているから」と感じてしまうことは、決して珍しいことではありません。
でも、そう思ってしまう背景には、誰かを信じたい気持ちや、本当は大切にされたいという願いがあるのではないでしょうか。
このブログでは、次のような内容をお伝えしてきました。
恋愛が続かない女性に多い5つの特徴
背景にある“愛されることの怖さ”と愛着障害との関係
この状態を放置することのリスク
考え方と行動、両面からの克服ヒント
読みながら、「あ、これ、私かもしれない」と感じた方もいたかもしれません。
もし少しでも、「変わりたい」「このままでは終わりたくない」と思ったなら、それはもう新しいスタートのサインです。
専門家に相談してみませんか?
“愛されることへの怖さ”や、恋愛が続かない心のクセは、自分ではなかなか気づきにくいこともあります。
恋愛になるといつも不安になる
自分の気持ちがわからなくなってしまう
もう誰かと向き合うのが怖い
そんな想いがあるなら、一度、専門家と一緒に心を整理してみる時間を持ってみませんか?
当カウンセリングルームでは、「恋愛が続かない理由を知りたい」「愛されることが怖い」というテーマに向き合いたい方のために、初めての方向けの「お試しカウンセリング」をご用意しています。
このセッションでは、あなたのこれまでの恋愛経験をふまえて、
どんな心のクセや不安が恋愛に影響しているのか
どうすれば“安心して関係を築ける自分”に近づけるのか
こんなことを、一緒に丁寧に探っていきます。
無理に言葉にしようとしなくて大丈夫。話すだけでも、心が少し軽くなるかもしれません。

お試しカウンセリングの申し込み方法
お試しカウンセリングは、お申込みもとても簡単です。以下のお申し込みボタンから予約フォームにアクセスし、必要事項をご記入ください。
初めての方でもリラックスしてご相談いただけるよう、静かであたたかい空間をご用意してお待ちしています。
恋愛が続かないことに悩み、自分を責める日々が続いているとしたら、それは“本当の自分”とつながりたいというサインかもしれません。
恋愛を怖がらなくてもいい自分へ。
その一歩は、今ここから始められます。
「どうせまたうまくいかない」「私なんてきっと愛されない」——そんな思い込みを少しずつ手放していくことで、恋愛はもっと穏やかで心地よいものに変わっていきます。
大きく変わる必要はありません。まずは、自分の心のクセに気づき、それを「悪いもの」とせずに受け止めることから。
今日このブログを読み終えたあなたは、すでに“変化の入口”に立っています。
次に踏み出す小さな一歩が、これまでとは違う未来につながっていきますように。
投稿者プロフィール

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私自身も、かつて愛着障害で苦しんだ過去があります。
「満たされたい一心で無理をしてしまう」
「人の顔色を常に気にして、本当の自分を押し殺してしまう」
そんな日々を過ごす中で、いつの間にか自分のこころの声を簡単に無視できるようになっていました。
その結果、パニック障害からうつ病となり、3年間引きこもり生活を余儀なくされました。
「同じような悩みを持っている方に、私のように時間を費やしてほしくない」そんな想いで取り組んでおります。
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